何もないところでつまずいたり、
椅子から立ち上がるのが少し億劫になったり…。
それ、年齢のせいだけではなく「身体のバランス機能の低下」が始まっているサインかもしれません。
身体のバランスとは、姿勢を保ち、動きをスムーズに行うための力のこと。
気づかないうちにその力が衰えると、「転倒」「関節痛」「歩行障害」などのリスクが高まります。
【1. バランス機能とは?】
バランスは以下の2つに分けられます。
- 静的バランス:じっと立っていられる力
- 動的バランス:動いているときに姿勢を保つ力
これらを支えるのが「足首」「股関節」などの関節の動きと、それを制御する姿勢戦略です。
【2. 姿勢制御戦略:足首と股関節のちがい】
立った状態で前に体を倒そうとすると、人の体は次のように姿勢を制御します:
- 足関節戦略(若く健康な人に多い)
→ 足首の筋肉で重心を微調整しながら安定を保つ - 股関節戦略(加齢や筋力低下で増える)
→ 上半身を大きく使ってバランスをとる
研究によると、足関節を使った戦略のほうが、
✔ 安定して立てる
✔ 歩行もスムーズ
✔ 重心移動の幅も広くコントロールできる
ことが分かっています。
【3. 高齢者に多い問題点】
加齢によって…
- 足首の柔軟性と筋力が落ちる
- 体の反応が遅くなる
- 姿勢制御が股関節中心になってくる
これにより、転倒リスクが上昇し、歩行速度も低下する傾向にあります。
【4. できる対策】
✅ 体のバランスチェック
- 片足立ちテスト(15秒以下で要注意)
- 立ち座りテスト(30秒で11回未満なら注意)
✅ 足関節の運動療法
研究によれば、足関節の筋力と可動域を改善する運動を行うことで、
姿勢バランス・歩行能力が向上することがわかっています。
✅ 訪問サポートの活用
自宅で安全に行えるマンツーマンのケアで、
“転ばない体づくり”を始めましょう。
【まとめ】
転倒やふらつきは、歳のせいではなく「体の反応力の低下」が原因のこともあります。
今できるチェックとケアで、将来の不安を少しでも減らしませんか?
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